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「な、何だアレは!?」
驚愕する一同を前に、緑色の液体は・・・・
「我はアビス・・・波蝕の鎧のしもべだ!!」
そしてルビィが・・・・
「そういう意味かい。何をしようって言うつもりだ!?」
「キサマはもう必要はない。ルビィ。我が必要とするのは・・・そこのキサマだ・・・」
アビスが指差したのは、モリガン・・・!?
「私を必要としているって・・・?」
「ククク、我と融合してともに究極の力を追い求めようではないか・・・・!!マグニートーやサノスらを上回る力を!!」
しかし、モリガンは断るサインを出し・・・
「でもね、勧善懲悪っていう風に、悪者も結局はヒーローに倒される宿命なのよね。それに、私にはもう融合しているのがいるの」
「何!?」
「融合したときにはかなり、楽しい思いをしたものね・・・」
「きっ、キサマぁ!!勝手に融合しおってぇ、許さんぞ!!我の力を思い知り、泣き喚きながら貴様ら全員葬られるがいいッ!!」
そして、アビスは・・・緑だった体色が赤に変わり、獰猛な獣を思わせる姿に変貌しました・・・
「はっはっはっはっは!!どうだ!!食われればいくら貴様でも生きては帰れんぞッ!!」
「いいわ。私がたっぷりと、貴方を食べてあげるから」
「食べるだと?ちっぽけなクセにどうやって食べると言うのだ?」
「教えてあげる・・・・」
そして、モリガンは空中へと飛び立ちアビスとの戦闘を開始・・・・・
「はあぁ・・・・だだだだだだだだぁ!!」
コウモリ達を槍に変え、アビスへと打ち込んできます・・・・!!
「愚かなものだ・・・・・」
縦方向へと伸びる火柱がモリガンを襲い、鈍い音を立て地面へと墜落。
「あ、う・・・・」
「間抜けが。我に逆らうからこういうことになるのだ。ククククク、キサマらしく快楽に染まらせて死なせてやる・・・・!!」
「(ウソ・・・わたしがここまで実力差で、追い詰められるなんて・・・!?)」
意識も朦朧としながら立ち上がるモリガン。そんな時・・・・
「う・・ぐあああああっ!!!」
「(まさか、アレ、は・・・)」
そして見た先には、金髪の赤い胴着を着た青年と、モリガンに近い存在でした・・・!?
「ケン!?」
「助けに来てやったぜ。なんともこのリリスとかいうヤツがモリガンとかというヤツが殺されたら、自分も消滅するかも知れないとか何とかで・・・・・」
一方ガンビット達は悪戦苦闘中・・・・
「パワーを吸い取るだと?効かぬ!!」
火柱がローグにヒットし・・・
「!?」
「こんなものでは効かぬ!!」
ガンビットの棒術攻撃を軽くあしらい・・・・
「うぐおおっ!!」
「雷などは通じんぞ!!」
コマンドーを火柱で吹き飛ばしました・・・・・一方・・・・
「・・・・体が動くようになってる・・・!?ボロボロなのに!?」
モリガンは再びリリスと融合し、復活しました・・・!!
「(満身創痍になってるからこの一撃で決めなければダメ・・・決まらなければ今度こそ多分倒れる・・・!!)」
モリガンはアビスへと単身突撃し、シャドウブレイドを・・・!?
「同じ技だと思ってたら、痛い目見るわよ」
片方の翼でシャドウブレイドを繰り出し、そこからもう片方の腕でアッパー、そしてそこの翼からシャドウブレイドへとつなげると言うシャドウブレイドを・・・!!
「ごああああああああ・・・・・・・!!」
それからアビスは消滅し、モリガンも力尽きて地面へと前のめりに墜落し、意識を失いました・・・
エピローグへ続く・・・・
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